← 記事一覧
【国道ステッカー制覇への道】外環から湾岸をぐるっと一周、1日で8路線。道の駅も2駅

【国道ステッカー制覇への道】外環から湾岸をぐるっと一周、1日で8路線。道の駅も2駅

旅行2026年10月4日約 18 分で読めます

はじめに

国道ステッカー集め、今回は数を稼ぐ回です。

これまでは高尾山口で20号、相模湖で412号と、1回に1枚か2枚のペースで集めてきました。販売店マップを眺めていると、東京の東側から湾岸にかけて、売っている店が点々と並んでいます。うまくつなげば、1日でかなりの枚数になりそうです。

組んだのは、こんな一周コースです。

  • 所沢で463号
  • 道の駅 いちかわで298号
  • 船橋で14号と296号
  • お台場で130号と357号
  • 羽田で131号と132号

6か所で8路線。外環道で東へ走り、湾岸を西へ戻ってきます。通り道にある道の駅 川口・あんぎょうと道の駅 いちかわで、スタンプも2駅ぶん回収します。

多摩地域から一般道で所沢へ。そこから関越道と外環道で川口、市川へ抜けて、船橋、お台場、羽田と湾岸を戻り、首都高と中央道で帰ってきました。


所沢のファミリーマートで463号

1か所目は、所沢のコンビニです。「ファミリーマート 所沢インター店」。国道463号沿い、関越道の入口のすぐ近くにあります。

ステッカーはレジの脇に置いてあります。店に入ればすぐ目に入るので、探す必要はありません。

国道463号のステッカーは1枚550円。コーヒーと一緒に、クレジットカードで払えました。レシートの品名は「日用品・医薬部外品」。ステッカーは日用品の扱いです。

国道463号のステッカー
国道463号のステッカー

青い逆三角形に「国道」「463」「ROUTE」。道路標識そのままの図柄です。この日買った8枚は、どれも愛称なしのこの形でした。

463号は、埼玉県だけを走る国道

国道463号は、越谷市から入間市まで、埼玉県を東西に横切る道です。総延長は61.9km。埼玉県内だけで完結する国道は、この463号しかありません。

埼玉の国道は、東京から放射状に延びて県外へ抜けていく道がほとんどです。県内を横に結んで、そのまま県内で終わる道のほうが珍しいのです。

国道になったのは1993年4月1日。浦和越谷線・浦和所沢線・入間所沢線という3本の県道が、まとめて国道に昇格しました。番号が大きいのは、生まれが新しいからです。

通しの愛称はなく、区間ごとに呼び名が違います。さいたま市内は「埼大通り」、所沢・入間のあたりは「行政道路」と呼ばれています。

さいたま市の北浦和から所沢の西新井町までは、約17kmのケヤキ並木が続きます。1973年に、排気ガスの浄化を目的に植えられたものです。所沢市内の3kmあまりは、枝が道を覆う「緑のトンネル」になっています。


道の駅 川口・あんぎょう:植木の町の道の駅

所沢から関越道、外環道と乗り継いで川口へ。「道の駅 川口・あんぎょう」です。

道の駅 川口・あんぎょうの外観。ガラス張りの大屋根と「樹里安」の塔
道の駅 川口・あんぎょうの外観。ガラス張りの大屋根と「樹里安」の塔

建物は「川口緑化センター 樹里安(じゅりあん)」。波打つガラスの大屋根に、白い塔。道の駅というより、植物園のような見た目です。

安行は、古くから植木の産地として知られる町です。道の駅でも植木や鉢花、園芸用品を売っています。園芸販売は9時から17時、月曜が定休日です(祝日の場合は翌平日)。

大屋根の下は吹き抜けの売り場で、背の高い観葉植物や鉢花がずらりと並んでいます。テーブルと椅子も置いてあり、木陰でひと休みできるようになっていました。

館内にはレストランもあります。「Café Restaurant ANDG」。入口の横で、ゴリラの親子が出迎えてくれます。

Café Restaurant ANDGの入口。ジャングルの中のゴリラの親子の絵
Café Restaurant ANDGの入口。ジャングルの中のゴリラの親子の絵

ここではスタンプを押して、次へ向かいました。国道ステッカーの扱いはありません。


道の駅 いちかわ:298号と、お昼

外環道をさらに東へ。江戸川を渡って千葉県に入ると、市川の「道の駅 いちかわ」です。外環道のすぐ横、住宅地の中にあります。

道の駅 いちかわの情報コーナーとトイレの棟。全面ガラス張り
道の駅 いちかわの情報コーナーとトイレの棟。全面ガラス張り

ガラス張りの、すっきりした建物です。情報コーナーとトイレの棟、ショップやカフェの棟が並んでいます。

ショップの入口。「あなたがいるから!50万都市 市川」の看板
ショップの入口。「あなたがいるから!50万都市 市川」の看板

ショップの入口には「あなたがいるから!50万都市 市川」の看板。店先には梨ソフトクリームののぼりが立っていました。

国道ステッカーは298号

ここで買えるのは国道298号。1枚550円です。支払いは現金のみでした。ショップやカフェではクレジットカードが使えますが、ステッカーは別会計です。

国道298号のステッカー
国道298号のステッカー

298号は、ここまで走ってきた外環道の「下の道」です。埼玉県の和光市から千葉県の市川市まで、総延長43.8km。高速道路の東京外環自動車道と、ほぼ並んで走っています。

463号が県道の寄せ集めなら、298号は最初から計画して造られた道です。国道に指定されたのは1970年。千葉県内の区間(国道6号から国道357号までの11.4km)が開通したのは、2018年6月2日でした。指定から全通まで、半世紀近くかかっています。

道の駅 いちかわの開業も、同じ2018年の4月。外環道の千葉区間と一緒にできた道の駅です。

もうひとつ。298号は埼玉と千葉の道ですが、途中で東京都をほんの少しだけ通ります。43.8kmのうち、東京都の区間は0.9kmです。

昼はキーマカレードッグ

昼食は、道の駅の中のカフェ「いちCafe」で。キーマカレードッグとブレンドコーヒーのセットで、880円でした。

キーマカレードッグ。奥にコーヒーとサラダ
キーマカレードッグ。奥にコーヒーとサラダ

パンからはみ出す長いソーセージに、キーマカレーがたっぷり。小さなサラダも付いてきます。

カレーのホットドッグとして、素直においしかったです。コーヒーは普通でした。

おみやげは梨のジュース

ショップ「メルカート」では、おみやげを2つ買いました。

  • 飲むありの実 100%ジュース(1,401円)
  • 究極のだし焼玉子(467円)

「ありの実」は、梨の別名です。「なし」が「無し」に通じるのを避けた呼び方です。

道の駅が梨を推すのには、理由があります。千葉県は梨の収穫量が全国1位。市川は、その中でも指折りの産地です。始まりは、およそ250年前の江戸時代。八幡の川上善六という人が、美濃(今の岐阜県)で育て方を学び、梨の枝を持ち帰りました。「市川のなし」は、2007年に地域団体商標にも登録されています。

究極のだし焼玉子の売り場のPOP。2024年のモンドセレクション優秀品質賞と、優秀味覚賞
究極のだし焼玉子の売り場のPOP。2024年のモンドセレクション優秀品質賞と、優秀味覚賞

だし焼玉子は、売り場のPOPに引かれて買いました。2024年に、モンドセレクションの優秀品質賞と、国際味覚審査機構(International Taste Institute)の優秀味覚賞を受賞したそうです。保存料・着色料を使わない、江戸前風の甘辛い玉子焼きです。

究極のだし焼玉子のパッケージ
究極のだし焼玉子のパッケージ

ありの実ジュースの瓶
ありの実ジュースの瓶


船橋市観光協会:14号と296号

市川から南へ下って、湾岸へ。南船橋の「ららテラスTOKYO-BAY」に入ります。2階にある船橋市観光協会が、国道ステッカーの販売所です。

南船橋駅の駅舎
南船橋駅の駅舎

ららテラスTOKYO-BAYは、JR南船橋駅の目の前です。

船橋市観光協会が入る「ららスタジオ」の入口
船橋市観光協会が入る「ららスタジオ」の入口

観光協会は「LaLa Studio(ららスタジオ)」という区画の中にあります。入口の看板は「LaLa Studio」。ガラス越しに、観光パンフレットの棚が見えます。

ここでは国道14号と国道296号の2枚が買えます。1枚550円、2枚で1,100円。ここも支払いは現金のみです。

営業時間は10時から18時です。12時から13時は昼休みなので、お昼どきに行く場合は注意が必要です。

国道14号のステッカー
国道14号のステッカー

国道296号のステッカー
国道296号のステッカー

船橋で分かれる2本の街道

この2本が船橋でまとめて売られているのには、理由があります。

国道14号は、日本橋から千葉市までの65.0km。江戸時代には「房総往還」「千葉街道」と呼ばれた道です。国道296号は、船橋市から匝瑳市までの66.2km。千葉県内だけを走る国道で、船橋から酒々井までは「成田街道」の別名があります。

江戸から来た街道は、船橋で二手に分かれました。海沿いを千葉、木更津へ向かうのが房総往還。内陸を佐倉、成田へ向かうのが成田街道です。14号と296号は、その分かれ道をそのまま受け継いでいます。船橋は、昔も今も道の分岐点です。

14号には、昔の地形の名残もあります。津田沼から千葉市街にかけては、かつての海岸線が街道の位置でした。上り車線はほぼまっすぐなのに、旧道を直した下り車線は、昔の海岸線に沿って少しずつ曲がっています。


お台場のからくり百貨店:130号と357号

船橋から湾岸を西へ。お台場の「デックス東京ビーチ」です。4階の「台場一丁目商店街」は、昭和の町並みを再現したフロア。その中にある「からくり百貨店」が、次の販売所です。駄菓子とおもしろ雑貨の店で、国道ステッカーを売っています。

からくり百貨店の看板。赤と黒の大きな文字に、紅白の幕
からくり百貨店の看板。赤と黒の大きな文字に、紅白の幕

赤と黒の大きな看板に、紅白の幕。店先から奥まで、駄菓子と雑貨がぎっしり並んでいます。日曜の午後で、店内はかなりにぎわっていました。

駄菓子の山に埋もれていそうですが、国道ステッカーはレジの脇に置いてあります。

買ったのは国道130号と国道357号。1枚550円、2枚で1,100円。ここはクレジットカードが使えました。営業時間は平日が11時から20時、土日祝が11時から21時です。

国道130号のステッカー
国道130号のステッカー

国道357号のステッカー
国道357号のステッカー

130号は、500mしかない国道

国道130号は、とにかく短い道です。東京港から、港区の芝四丁目交差点で国道15号にぶつかるまで。総延長は0.5km。実際に道路がある長さ(実延長)は、482mしかありません。日本でいちばん短い国道は神戸の174号(187.1m)。実延長で比べると、次が山口県岩国市の189号(372m)で、130号は3番目です。

こういう道を「港国道」と呼びます。大きな港と、近くの幹線国道とを結ぶための国道です。130号は1953年に「二級国道130号東京港線」として指定されました。

デックス東京ビーチからは、レインボーブリッジの向こうに芝浦が見えます。130号があるのは、その対岸です。

357号は、埋め立て地を走る国道

国道357号は、お台場まで走ってきた湾岸の道そのものです。千葉市から神奈川県の横須賀市まで、東京湾をぐるりと回ります。上下線の間には、東関東道と首都高湾岸線。298号と同じ、「下道と高速のセット」です。

ただし、この道はまだつながっていません。埋め立て地から埋め立て地へ渡る海の上に、未開通の区間が残っています。千葉市から羽田空港までは通しで走れますが、その先の多摩川を渡る区間はトンネルの工事中です。

品川区八潮から大田区東海にかけては、道路の幅が全体で100m。日本一広い国道といわれています。

船橋で買った14号は、昔の海岸線をなぞる道でした。357号は、その沖を埋め立てた土地を走る道です。2枚を並べると、東京湾の岸が沖へ動いていったことが分かります。


羽田のセブン-イレブン:131号と132号

最後は羽田です。「セブン-イレブン 本羽田第三公園前店」。環八通りから少し入った、住宅地の中のコンビニです。

セブン-イレブン 本羽田第三公園前店の外観
セブン-イレブン 本羽田第三公園前店の外観

見た目は、どこにでもある普通のセブン-イレブンです。

ここも所沢と同じで、ステッカーはレジの脇に置いてあります。

買ったのは国道131号と国道132号です。1枚550円、2枚で1,100円。クレジットカードで払えます。レシートの品名は「酒、非食品、イートイン」でした。所沢では日用品、羽田では非食品。コンビニのレジでは、国道ステッカーの居場所がまだ決まっていないようです。

国道131号のステッカー
国道131号のステッカー

国道132号のステッカー
国道132号のステッカー

130・131・132は、港へ向かう三兄弟

この2本も、お台場で買った130号と同じ「港国道」です。

130号は東京港、131号は羽田空港、132号は川崎港。番号が続いているのは偶然ではありません。3本とも1953年5月18日に、同じ二級国道として指定されました。1965年の道路法改正で、そろって一般国道になっています。

行き先も同じです。3本とも、国道15号(第一京浜)にぶつかって終わります。15号は、ほぼ昔の東海道です。港や空港から、いちばん近い幹線へつなぐ。港国道の役割が、そのまま地図に出ています。

連番は、もう1本先まで続きます。133号は横浜港の港国道で、指定されたのも同じ日です。東京湾の港国道は、正確には四兄弟。今回買ったのは、そのうちの3本です。

131号は、空港に置いていかれた道

国道131号は、羽田空港から大田区の大森東までの3.6km。港は港でも、こちらは空の港です。

起点は空港の敷地の西の端、天空橋駅の近くです。そこから環八通りを進み、大鳥居交差点で産業道路に入ります。終点は大森警察署前の交差点。ここで15号に合流します。環八通りの区間には、首都高速1号羽田線の羽田出入口があります。

起点は、もともと空港のターミナルの位置ではありませんでした。1998年のターミナル移転で、さらに遠くなっています。空港へ向かう国道なのに、空港の端で終わっているのです。

道としては、意外と新しい部類です。江戸時代、空港寄りの土地は干潟や海でした。新田開発が始まったのは江戸の後期。大森東のあたりも、海苔を育てる遠浅の海辺です。当時の幹線は東海道で、羽田はその先の漁村でした。

明治になると、羽田の穴守稲荷への参詣が人気になります。鉄道が通り、門前町が栄えて、海辺への道が整いました。1931年には、羽田空港の前身の東京飛行場が開港します。

江戸は漁村と干潟。明治に参詣の道。昭和に空港の道。131号は、その順番でできあがりました。

132号は、港に置いていかれた道

国道132号は、川崎港から川崎市川崎区の宮前町までの4.6km。多摩川の向こう、神奈川県の道です。羽田のコンビニで買えますが、道そのものは川を渡った先にあります。

起点は、千鳥運河にかかる千鳥橋です。そこから夜光、塩浜を抜け、大師公園の前を通ります。終点は川崎区役所前の宮前町交差点。ここで15号に合流します。塩浜交差点から先は「富士見通り」と呼ばれています。

1953年に指定されたとき、起点は東京湾の海岸線にありました。その後、沖で千鳥町の埋め立てが進みます。石油化学コンビナートの拠点になった土地です。今の132号は、コンビナート地区へ通じる道になりました。起点の近くに、川崎港の機能はもうありません。港は、沖合の東扇島へ移っています。

131号は空港に、132号は港に置いていかれました。どちらも、埋め立てで海が沖へ逃げていった道です。14号は江戸の海岸線、357号は埋め立てたあとの海岸線。そこに131号と132号を並べると、東京湾の陸地が広がっていった様子が見えてきます。


まとめ

スポット買ったもの・したこと料金メモ
ファミリーマート 所沢インター店国道ステッカー463号550円(クレジット可)24時間営業
道の駅 川口・あんぎょうスタンプ―園芸販売 9:00〜17:00・月曜定休。国道ステッカーの扱いなし
道の駅 いちかわスタンプ、国道ステッカー298号、昼食、おみやげステッカー550円(現金のみ)、キーマカレードッグのセット880円9:00〜22:00(店舗により異なる)
船橋市観光協会国道ステッカー14号・296号550円×2枚(現金のみ)10:00〜18:00(12:00〜13:00は昼休み)。ららテラスTOKYO-BAY 2階
からくり百貨店国道ステッカー130号・357号550円×2枚(クレジット可)平日 11:00〜20:00、土日祝 11:00〜21:00。デックス東京ビーチ4階
セブン-イレブン 本羽田第三公園前店国道ステッカー131号・132号550円×2枚(クレジット可)24時間営業
  • 国道ステッカー:8路線(463号・298号・14号・296号・130号・357号・131号・132号)。550円×8枚で4,400円
  • 巡った道の駅:2駅(川口・あんぎょう、いちかわ)
  • ルート:多摩地域 → 所沢 → 関越道・外環道 → 川口 → 市川 → 船橋 → お台場 → 羽田 → 首都高・中央道 → 多摩地域

これで国道ステッカーは17路線、道の駅は52駅になりました。

1日で8枚。これまでの9枚とほぼ同じ数を、1回で買ったことになります。

買って帰ってから8枚の素性を調べてみると、中身はばらばらです。県道から昇格した463号。計画どおりに半世紀かけて造った298号。江戸の街道を受け継ぐ14号と296号。埋め立て地を走る357号。港へ向かう、短い130号・131号・132号。同じ形の標識でも、道の生まれはこれだけ違います。

この日は、店員さんに2回声を掛けられました。「国道ステッカー、集めてるんですか。日本中なので大変ですよねー」。

はい、大変です。

今回、関東をぐるっと一周する、という走り方を初めてしてみましたが、やってみると、意外と行けるものです。

とくに船橋からお台場、羽田までは、車だと思っていたより近く感じました。地図では千葉、東京の湾岸、空港と離れて見えますが、湾岸の道でつながっていて、あっという間です。

この記事をシェアポストシェア