はじめに
今回は、道の駅の数を稼ぐ回です。
埼玉の東の端、春日部から茨城の西の端にかけては、道の駅が狭い範囲に固まっています。春日部の庄和、杉戸のゆめすぎと、利根川を渡って茨城の五霞・境・古河、渡良瀬川を戻って加須の2駅。車で10〜25分おきに次の駅が出てきます。北へ一筆書きで回れば、1日で7駅。
しかも茨城の道の駅は、今回が初めてです。
もうひとつの目的は、庄和で売っている国道ステッカー。4号と16号の2枚を、ここでまとめて買えます。
そして9月下旬のこの時期、道の駅 ゆめすぎとと道の駅 ごかの間にある、幸手の権現堂堤が、曼珠沙華の見頃を迎えています。通り道にあるなら寄らない理由がありません。
多摩地域からは圏央道で東へ。幸手ICで降りて、南の庄和から北上しました。
ただ、庄和に着くまでが長かった。祝日で、高速に乗る前から道が混んでいます。圏央道に乗っても、鶴ヶ島JCTまではずっと渋滞。1駅目に着く前から、気分はややブルーでした。
道の駅 庄和:春日部はやっぱりしんちゃんの町
1駅目は春日部の「道の駅 庄和」です。

建物の正面に、大凧の図柄で「道の駅 庄和」。旧庄和町は、5月の大凧あげ祭りで知られる町です。
そして春日部といえば、クレヨンしんちゃん。駐車場では野原一家が出迎えてくれます。

入口の脇には、ペンギンの着ぐるみ姿のしんちゃん。

国道ステッカーは4号と16号の2枚
ここに来た理由のひとつが、国道ステッカーです。庄和では国道4号と国道16号を扱っています。2枚まとめて買えるのは、ありがたい。1枚550円、2枚で1,100円でした。
売っているのは、本館の案内所です。クレジットカードは使えませんでしたが、PayPayは使えたので、PayPayで払いました。
レシートの頭には「大凧の里 道の駅庄和」のロゴ。ここでも大凧です。

国道4号は、日本でいちばん長い国道です。日本橋から青森まで、約740kmを1本で結んでいます。ステッカーの下には「日光街道」の文字。旧奥州街道・日光街道をなぞる道で、春日部も日光街道の宿場町(粕壁宿)でした。
ただ、春日部のあたりは旧道とバイパス(東埼玉道路など)が並走していて、「どれが4号なのか」がややこしい区間でもあります。

16号は、東京の外側をぐるりと囲む環状の国道です。こちらは愛称なしの、標識そのままのデザイン。
起点も終点も横浜です。ところが一周は陸続きではありません。横須賀の走水と千葉の富津の間は、東京湾を渡る「海上区間」。地図の上では輪なのに、車では走り切れない国道です。
多摩地域もこの輪の上にあるので、私にとっては普段から走っている道でもあります。沿線には横須賀、座間、横田と基地が点々と並び、郊外型のショッピングモールやロードサイド店も集まっています。「首都圏の郊外文化を作った道」として本が出るほどです。
そしてこの2本は、春日部で交差します。庄和のあたりは、日本最長の放射道路と、首都圏をぐるりと回る環状道路が交わる場所。ステッカーを2枚まとめて買えるのは、そういうわけです。
道の駅 アグリパークゆめすぎと:新米の季節
庄和から北西へ。杉戸町の「道の駅 アグリパークゆめすぎと」です。

オレンジ色の屋根に、大きなアーチ。遊園地の入口のような建物です。店先には「新米」ののぼりが並んでいました。

アーチをくぐると、テーブルの並ぶ休憩スペース。右手には花や野菜の苗がずらりと並んでいます。農産物直売所は9時から17時、水曜が定休日です(祝日は営業)。
焼き立てのパンも売っていました。
それに、メダカ。売っているのは、直売所の前の大きなテントにある「あぐりの花屋さん」です。地元の生産者が育てた花苗や野菜の苗のほか、園芸資材、金魚やメダカとそのエサまで扱っています。道の駅でメダカが買えるとは思っていませんでした。
ここでは直売所で柿酢を買いました。1,240円です。
寄り道:権現堂堤の曼珠沙華
道の駅 ゆめすぎとから車で10分ほど。幸手市の県営権現堂公園、通称「権現堂堤」です。春は桜と菜の花で有名な土手ですが、秋は曼珠沙華(彼岸花)が咲きます。その数、約300万本。
ちょうど「第19回 幸手曼珠沙華まつり」の期間中でした(2026年は9月19日〜10月4日)。

土手の斜面が、一面赤です。

近くで見ると、一輪一輪が細い花びらと長いしべでできていて、花火のような形をしています。
いちばん良かったのは、桜並木の下です。

葉の落ちかけた桜の幹が並び、その足元が真っ赤な絨毯。春の桜の名所が、秋はこうなります。

駐車場は土手のすぐ下にあり、車を降りたらもう曼珠沙華です。祝日のまつり期間でしたが、駐車場には入れました。遊歩道は平らで歩きやすく、ロープの内側は立入禁止なので、花の中には入れません。
道の駅 ごか:昼は「シン・茨城あげそば」
利根川を渡る手前、茨城県五霞町の「道の駅 ごか」。ここから茨城です。

入口の上に「シン・茨城あげそば」の大きな横断幕。昼はこれにしました。

「シン・茨城あげそば」は、五霞町が考案した新しいご当地グルメです。県の「シン・いばらきメシ総選挙2024」で一般料理部門の1位を取っています。茨城でいちばん小さな町の、看板メニューです。
そばは茨城名産の常陸秋そば。これを揚げて、上に野菜をたっぷり。あんには、五霞町に工場があるキッコーマンの醤油が使われています。器はパフェのように背が高く、見た目にもこだわった一品です。

テーブルには「食べ方」のカードが付いてきます。まずは揚げたそばのパリッ、カリッとした食感をそのまま。次に和風あんをよく混ぜて、食感の違いを楽しむ。そこから5段階の味変です。
- 豆乳を入れて、まろやかに
- ラー油を入れて、担々風に
- すりごまで、香ばしさとコクをアップ
- 柚子胡椒で、ピリ辛とさわやかさを
- 最後はカレー粉。〆はカレー汁まで
1杯で7通りの味になる計算です。
揚げたそばを、いろいろな味で食べられる。仕掛けとしてはおもしろいです。
ただ、味は個人的にはあまりおいしくありませんでした。残念。
もう一品はネギ丼。細切りのねぎがどっさり載っています。

こちらは普通においしかったです。700円でした。
あげそばは、お食事処「華こぶし」で11時から、数量限定で700円(税込)。テイクアウト用のカップ入りもあります。
道の駅 ごかでは、国道4号のステッカーも扱っています。庄和で買えなかったときの予備に考えていましたが、今回は出番なしでした。
道の駅 さかい:蔵造りの外観
道の駅 ごかから利根川沿いに東へ15分ほど。境町の「道の駅 さかい」です。

白い蔵造りの建物で、入口の前には「Welcome to SAKAI Town」のパネル。境町はハワイのホノルルと姉妹都市だそうで、パネルのキャラクターもアロハ姿です。
駐車場は混んでいて、停めるまでにしばらくかかりました。
ここでは、茨城メロンサイダーとシャインマスカットサイダーを1本ずつ買いました。この日は暑かったので、冷えたサイダーがとてもおいしく感じました。
道の駅 まくらがの里こが:茨城県最大級
道の駅 さかいから北へ。古河市の「道の駅 まくらがの里こが」です。新4号バイパス沿いにある、茨城県でも最大級の道の駅です。

長い軒の下に、花苗や野菜の苗、「生乳」ののぼり、出店のテントまでずらりと並びます。いちばん目立つのぼりは「名物 わらびもち」。人も多く、さすが県内最大級という賑わいでした。
ここも駐車場が混んでいました。祝日の道の駅は、どこも車でいっぱいです。
名物のわらびもちは、今回は買いませんでした。
道の駅 かぞわたらせ:メロンパンの看板
道の駅 まくらがの里こがから西へ。新三国橋で渡良瀬川を渡ると、ナビが「埼玉県です」。
ここからが慌ただしい。県道9号を北へ上がっていくと、「栃木県です」「群馬県です」「埼玉県です」と立て続けに案内が入ります。このあたりは埼玉・栃木・群馬の三県境のすぐそばで、道が県境をかすめるように走っているのです。栃木に入ってから埼玉に戻るまで、2kmもありません。
そうして着いたのが、加須市北川辺の「道の駅 かぞわたらせ」です。

渡良瀬遊水地と、群馬・栃木・埼玉の三県境のすぐ近くにある道の駅です。
本当はここでゆっくりしたかったのですが、もう夕方。まだ道の駅がもう1つ残っていて、そちらは17時まで。トイレだけ済ませて、次へ向かいました。
道の駅 童謡のふる里おおとね:ラストは閉店間際
最後は同じ加須市の「道の駅 童謡のふる里おおとね」です。

入口には「営業時間 9:30〜17:00」の立て看板。着いたときには、もう閉店間際でした。店頭には冬瓜やかぼちゃが並んでいます。
戦利品
この日に買ったもの。
まずは道の駅 ゆめすぎとの直売所で買った柿酢。1,240円でした。

ラベルには、柿の木にぶら下がる猿と、柿を仕込む壺の絵。琥珀色の、きれいなお酢です。
わさび葉のり。国産の青さのりに、わさびの葉を合わせた佃煮です。

「芋とろ」。さつまいものスイーツです。

これは車の中で食べました。おいしかったです。車内だったので単体で食べましたが、コーヒーと合わせても良さそうです。
ここからの2本は、道の駅 さかいで買いました。
茨城メロンサイダー。鉾田市産のメロン果汁を使っています。緑色がまぶしい。

シャインマスカットサイダー。

2本とも、その場で飲みました。暑い日だったので、どちらもとてもおいしかったです。
まとめ
| スポット | ハイライト | 料金 | メモ |
|---|---|---|---|
| 道の駅 庄和 | 国道ステッカー4号・16号、しんちゃんの看板と像 | 国道ステッカー550円×2枚(案内所で販売・クレジット不可、PayPay可) | 本館 8:00〜19:00 |
| 道の駅 アグリパークゆめすぎと | 新米、焼き立てパン、メダカ、花苗の売り場。柿酢を購入 | 柿酢1,240円 | 直売所 9:00〜17:00・水曜定休(祝日は営業) |
| 権現堂堤の曼珠沙華 | 約300万本。桜並木の下の赤い絨毯 | 幸手曼珠沙華まつり 2026年9月19日〜10月4日 | |
| 道の駅 ごか | 昼食「シン・茨城あげそば」、ネギ丼 | あげそば700円、ネギ丼700円 | 9:00〜18:00。国道4号ステッカーも販売 |
| 道の駅 さかい | 蔵造りの外観、ご当地サイダー2本を購入 | 9:00〜18:00。駐車場が混雑 | |
| 道の駅 まくらがの里こが | 茨城県最大級、名物のわらびもち | ― | 9:00〜20:00・年中無休。駐車場が混雑 |
| 道の駅 かぞわたらせ | サクサクメロンパン、三県境の近く | ― | 8:00〜17:00(施設により異なる) |
| 道の駅 童謡のふる里おおとね | 農業創生センター | ― | 9:30〜17:00 |
- 巡った道の駅:7駅(庄和、アグリパークゆめすぎと、ごか、さかい、まくらがの里こが、かぞわたらせ、童謡のふる里おおとね)
- 国道ステッカー:4号・16号(道の駅 庄和、550円×2枚で1,100円)
- ルート:圏央道 幸手IC → 庄和 → ゆめすぎと → 権現堂堤 → ごか → さかい → こが → かぞわたらせ → おおとね
正直に言うと、1日7駅は多すぎました。
茨城は遠いから、せっかく行くなら一度で回ってしまおう。そう考えて詰め込んだのですが、これは後悔しています。道も駐車場も混んでいて、後半は時間に追われるばかり。かぞわたらせではトイレに寄っただけ、おおとねは閉店間際でした。
次は、もっとのんびりできる旅程を組みたいと思います。