はじめに
前日、山梨の道の駅こすげで国道ステッカーというものを見つけました。国道の標識をそのままデザインにしたステッカーで、路線ごとに売られています。
そこまではよかったのですが、集めて貼るためのホルダーまで一緒に買ってしまいました。3,850円。
これがいけませんでした。
ホルダーには当然、まだ何も入っていないポケットがたくさんあります。それを見ているうちに、「近所で買える路線はどれだろう」と調べ始めていました。そして翌日には車に乗っています。
答えは国道20号・甲州街道。売っているのは高尾山口の観光案内所です。多摩地域からは車で30分ほど。
登山でもケーブルカーでもなく、ステッカー1枚のために高尾山口へ行く。我ながらどうかと思いますが、行きました。
まずTAKAO COFFEEで補給
着いたのは昼過ぎ。せっかく来たので、まず駅前の TAKAO COFFEE に寄りました。

頼んだのは クロワッサン324円 と ブレンドコーヒーM 500円。テイクアウトにして、外の席で食べました。

クロワッサンは、焼き色の濃い、層のはっきりしたタイプ。
本題:むささびハウスで国道20号
高尾山口駅です。木をふんだんに使った駅舎で、登山口の駅としてはかなり立派です。

目的の 高尾山口観光案内所「むささびハウス」 は、この駅舎の中にあります。改札を出てすぐ、外から直接入れます。

運営は八王子観光コンベンション協会。観光案内のほかに、地元のみやげものやクラフト品を置いています。営業は8時から17時(12月〜3月は16時まで)、年中無休です。
そして、ありました。国道20号。550円、クレジットカードなどは対応しておらず、現金で購入。

標識のデザインの下に、小さく「甲州街道 Koshu-Kaido」と入っています。番号だけでなく通称も刷ってあるのが、この20号のステッカーの見どころです。
国道ステッカーとは
念のため書いておくと、国道ステッカーは全国の道の駅や観光案内所で売られている、路線番号ごとのステッカーです。屋外でも使える耐候性で、1枚550円前後。
面白いのは、基本的にその路線沿いでしか売っていないことです。20号のステッカーが欲しければ20号沿いへ、139号が欲しければ139号沿いへ行くしかない。買った場所と走った道が一致する、という仕組みになっています。
道の駅スタンプラリーと相性がよすぎるのが問題で、道の駅に寄るたびにステッカーの棚を見るようになりました。前日のこすげで2点、つるで1点、そして翌日に20号。2日で4枚です。
販売店は公式のマップで探せます。
- 国道ステッカー 販売店マップ: https://vcountry.jp/kokudou/map/
そもそも国道20号とは
買った道のことも少し書いておきます。
国道20号は、通称甲州街道。起点は東京都中央区の日本橋、終点は長野県塩尻市の高出交差点で、総延長は231.9kmです。
江戸初期に整備された五街道のひとつで、日本橋から諏訪の下諏訪までが甲州街道、その先は中山道と重なります。つまり甲州街道は、単独では信州の途中で終わってしまう道です。
合流点の下諏訪宿は、中山道69宿のなかで唯一、温泉が湧く宿場だったそうです。街道が交わるうえに湯もある。人気が出ないほうが難しい立地です。
もうひとつ面白いのが、いま走っている「甲州街道」が江戸時代のルートとぴったり同じではないことです。調布のあたりでは現在の国道20号と旧甲州街道が分かれていて、旧道のほうは都道として残っています。今回のステッカーは、そのうち「現代の20号」の記念品ということになります。
高尾山口も、日本橋から続くこの一本の途中にあります。ステッカー1枚のために来たわけですが、買ったものが日本橋から塩尻までの231.9kmを指していると思うと、550円にしては引き受けている距離が長いです。
まとめ
| スポット | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| TAKAO COFFEE | クロワッサン、ブレンドコーヒーM(テイクアウト) | 824円 |
| 高尾山口観光案内所 むささびハウス | 国道ステッカー「国道20号」 | 550円(現金) |
- 滞在時間:高尾山口で正味30分
- 高尾山:登っていません
ステッカー1枚のために出かけた日でしたが、駅舎もカフェもそれなりに楽しくて、結果的には悪くない30分でした。ホルダーのポケットはまだたくさん空いています。
